およそ1,000㎡に及ぶ敷地の森に、ゆるやかなカーブ状のヴィラを建て、前庭の「内円の森」 と裏庭の 「外円の森」 で構成した。

弧線上の建物に沿って並ぶテラスの列柱が、 ファサードをシンボリックに演出している。
内外の境界にガラスを多用して、 自然環境と室内環境が一体となるようにデザイン。
勾配天井によって2,400mmから3,665mmの高さまで変化する内部空間は、開放的な中にも落ち着きが感じられ、 自然の風景を眺めながら、ゆったりとくつろぐことができる。
LDKにはモダンな球体ガラスの照明を吊り下げ、大空間に煌めくアクセントとした。
弧線上に連続し、全体が見通しにくい空間構成としたことにより、常にその先の空間を期待しながら歩く愉しみを生み出している。

軽井沢の森をパノラミックに堪能でき、 内部空間の多彩な表情を味わえる、 贅沢なヴィラである。

夜には間接照明が「内円の森」の木立をやさしく浮かび上がらせる。

森の風景を眺めながら、 心身の疲れを癒す開放的なジャグジー。

上質な休息空間をデザインした、木目が基調のベッドルーム。

2面をガラス張りとして、 自然との一体感にあふれた大空間のLDK。

「内円の森」を囲むようにして建つ、印象的なファサード。

ディテールでも、室内外の連続性や外観の一体感を追求している。